不動産名義変更の手続きにかかる期間はケースバイケースです。複雑な問題が絡んでいると長期化する場合もあります。
不動産名義変更といってもその家・家族によって状況は異なり、その結果や期間も異なります。
ザックリした目安などお話ししておきましょう。
▽遺産分割などの問題がなければ1カ月程度。
不動産名義変更は人によって内容が異なるので、一概にこうだと決めつけることはできません。
遺産分割・遺産相続など複雑な事柄が絡んでこない、単純な不動産名義変更であれば、平均で1カ月程度とみておきましょう。
たとえば不動産名義の親族の方が亡くなられて、その家の長男の方が不動産名義変更をして継がれる場合や、遺産相続の問題などで第三者と協議する必要性がない場合などです。
▽長期化する可能性が高い離婚や親の独居問題。
先にもお話ししましたが、遺産相続・財産贈与などが絡み、法定相続人との協議が必要になったり、遺産分割協議書の作成、弁護士のコミットメントが必要になったりした場合は、不動産名義変更の期間といっても未知数になります。
長期の事例では2年・3年を要し、10年経っても決着をみない例さえあります。
▽不動産名義変更の手続きが長期化する要因には、離婚問題、親の独居問題なども。
状況をみて把握しておきましょう。
不動産名義変更は、その家の状況判断を早めに行なって、早い時期から対策を練っておくことが大事です。
遺産なんて少ない、不動産名義変更なんて簡単に終わると思っていても、想定外の展開になることがよくあります。
当該の不動産にどんな抵当権が設定されているかも調べておきましょう。
それによって期間も異なってきます。
◆気になる方は早めにご相談を!…不動産名義変更手続センター